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「素肌に優しい弱酸性」
テレビのCMでも聞き覚えのあるフレーズです。
皮膚は弱酸性なので、洗浄剤も弱酸性と言う拘りですが、実はこれに付随して、髪の毛も弱酸性なんですね。
ですからボディシャンプーや洗顔剤よりも、頭を洗うシャンプーの方にも弱酸性を拘るべきです。
では、弱酸性の利点とは何でしょうか?
人間の身体は弱酸性のバリアによって、外部からの細菌の侵入を防いでいます。
ところが、弱酸性以外のシャンプーや洗顔剤を用いると、この弱酸性のバリアが除去されてしまいます。
防衛本能から、身体の方は自然に弱酸性へと戻りますが、当然戻っている間は無防備であり、
細菌類は進入し放題となる訳です。
こうなると、シャンプーを含めた全ての洗浄剤は、弱酸性にすべきとなるでしょうが、
残念ながら弱酸性にも弱点がございます。
それは、洗浄力です。
食事後の食器や調理器具を洗う際、使われるのは中性洗剤です。
仮にこれが弱酸性洗剤だと、こびり付いた油汚れを落とすのは一苦労でしょう。
また、アルカリ性のシャンプーを使っていた人が、弱酸性のシャンプーを使うと、
「頭皮がスッキリしない」と言う意見が出て来ることがあります。
確かに、アルカリ性のシャンプーと比べれば、弱酸性シャンプーは爽快感等は劣るのが事実です。
然し、残念ながらこれ自体が罠だったりします。
我々日本人の歴史を紐解くと、男女とも髪を結うのが基本でした。
毎日解くことなく、髪を引っ張り上げ結い続ける日常は、明らかに頭皮への負担が多かった筈です。
加えて、洗髪は習慣化されておらず、シャンプーも無く、衛生面は現代では考えられないほど、お粗末なものです。
にも拘らず、頭皮や髪のトラブルは、現代人の方が多かったりします。
それは何故か? 理由は一つ。現代人は髪の毛を洗い過ぎなのです。
髪の専門家に言わせると、シャンプーは二日に一度で良いそうです。
とは言え、現代社会でエチケットは必須ですから、見た目や衛生面を重視する必要があります。
そして出来れば、身体に負担が少ない物を選びたい。
そこで登場してきたのが弱酸性シャンプー。
上記では、弱酸性は洗浄力が弱いと述べましたが、
これはあくまで、アルカリ性と比べた場合であり、寧ろアルカリ性の洗浄力が過大なのです。
台所洗剤でお皿を洗った後の、あの「キュッキュッ」という感触を、自らの身体に求めがちですが、
当然、人体にこの感触は毒でしかありません。
身体や髪を労わるのであれば、弱酸性シャンプーをお勧めします。
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